劇団☆新感線 観劇レポ 1999年〜2003年  2004・2・21 UP

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劇団☆新感線のフランキー仲村、タイソン大屋、はだ一朗などが所属
2003年9月13日・曜日 劇団☆新感線『阿修羅城の瞳』

 劇団☆新感線の『阿修羅城の瞳』を観て来ました。
 今回は1階席が1万円以上してたので、観にいくのを諦めてチケット買ってなかったのですが、5500円の3階席のチケットを、夫が3000円でもらってきました。
 理由が笑える! 今夜は阪神が優勝するかもしれないから、家で試合が見たいので、芝居を観に行けない、っていうの。
 松竹座に行ってみたら、あたりは道頓堀に飛び込む人を撮影するためと思われるカメラクルーがいっぱい待機してるし、警備の人もいっぱい歩いてるし。恐るべし、阪神タイガース!

 中島かずき・作。いのうえひでのり・演出。

 時に文化文政。巨大都市江戸。一見平和に見えるその裏で、人と鬼との激しい戦いが繰り広げられていた。江戸の闇から魔を祓うために組織された特務機関“鬼御門”。
 病葉出門(市川染五郎)は、そこで“鬼殺し”と怖れられる腕利きの魔事師だったが、五年前のある事件を境にそれまでの一切を捨て、今では鶴屋南北(小市漫太郎)一座に弟子入りしていた。が、謎の女つばき(天海祐希)との出会いが、彼の運命を狂わせた。

 鬼御門に追われるつばきは彼に「自分の過去を探してくれ」と頼む。彼女の瞳の奥に宿る何物かに惹かれていく出門。執拗につばきを追う鬼御門の先頭に、
出門と兄弟同様に育った安倍邪空(伊原剛志)がいた。

 鬼御門の頭領十三代目安倍晴明(近藤芳正)を奸計にはめて葬った邪空。が、彼は更なる力を求めて、鬼を率いる美形の妖かし美惨(夏木マリ)と手を組み、彼らの前に立ちはだかる。
 そして江戸を焼き尽くす業火の中、鬼と人、すべての欲望を呑み喰らい、巨大な逆しまの城が虚空に浮かんだ。「阿修羅の城浮かぶとき、現世は魔界に還る。人も鬼も地獄に堕ちるがいい・・・」
 鬼の王“阿修羅”の悲しき因果に操られ、千年悲劇の幕が開く。その先にあるのは、滅びか、救いか―――。

 お芝居としては面白かったけど、新感線ファンとしては不満足。あらすじの中に、新感線の役者さんの名前が出て来ないでしょう?。もっと新感線の役者さんたちを見たかった〜!!
 出門を慕う桜姫役の高田聖子、阿修羅に対するための縁切りの太刀を打つ祓刀斎役の橋本じゅん、などの見せ場もあったのですが、脇役は脇役。お笑い部門担当といった感じで、物足りませんでした。

2003年4月20日・曜日 ドラマ『ぼくの魔法使い』

 土曜日にスタートした『ぼくの魔法使い』、もう夫と2人で大爆笑!
 私なんか、もうひっくり返りそうになってしまいました。
 すごい! すごすぎる!

 テレビの連続ドラマって、あんまり見ないほうなんですが・・・このドラマは宮藤官九郎の脚本で、演じる役者もけっこうアクの強い「舞台俳優」が多く、中でも古田新太の名前が前のほうに出てるし・・・こりゃ劇団☆新感線ファンとしては見なきゃ! と思ったわけです。

 お馬鹿なラブラブ夫婦がいて、妻のるみたん(篠原涼子)が、ある日町で、記憶塾の塾長の田町(古田新太)とぶつかってしまいます。
 んで、それがきっかけでるみたんが何かを思い出すために必死になると、なぜか田町に変身してしまう! という謎な現象が起きて・・・って、ストーリーとしては、ありきたりなんですが・・・それがねぇ、古田がるみちゃんになっちゃうんだから、そりゃもう映像的にはインパクトありすぎ!
 顔は古田で、人格はラブラブ妻のるみちゃん。
 こわっ! これは恐い。夫役の伊藤英明くん、茫然自失状態。

 話としては、ラブラブ夫婦が主人公だけど、映像的には古田が主役だよね〜。
 うーん・・・これはもう次回も見るしかないでしょ。古田じゃなきゃできない役かもしれない。いや、他の役者がやっても、これだけのインパクトは生まれないと思うから。

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 土曜の深夜にはもうひとつ楽しみにしてるドラマがあって・・・こっちは関西ローカルなのかなあ・・・『珍山荘ホテル』。
 渡辺いっけい演じるホテルオーナーと、宿泊する作家役の生瀬勝久に、毎回ゲストの俳優さんが一人入って・・・というこじんまりとした30分のシチュエーション・ドラマですね。
 まだ2回目が終わったところだから、どれだけ楽しめるかは謎なんですが・・・いっけいちゃんと、ヤリちゃん(生瀬)の2人の掛け合いが楽しくて、私はかなり好き。
 芝居好きな方にはオススメです。
 

2003年1月26日・日曜日 『LOOK at STAR!』Vol.1

 ステージアーティストマガジンだそーです。
 演劇関連の雑誌ですが、舞台そのものの紹介より、役者さん中心です。
 表紙はキンキの堂本光一。

「異彩を放つ役者の素顔」のコーナーで、劇団☆新感線古田新太を紹介してたんで、買っちゃった(*^_^*)
 う〜ん、素顔の古田は、やっぱりブサイクかも(^^;)
 それが舞台に立つと、なぜあんなにもかっこ良くて色気があるのだろう・・・謎だ。

 まだきちんと見てないけど、パラパラっと見てるだけで、見たい芝居が増えてしまい、見に行けないのが悔しい(T_T)。

 芝居と言えば、この雑誌に載ってたわけではないんですが、OSK日本歌劇団が5月末で解散だそうで、宝塚歌劇団より好きだった私たち夫婦には、ちょっと悲しいニュースです。
新・闇の貴公子」(2月7日から16日まで大阪・近鉄劇場)も見に行きたいんだけどなあ・・・・。夢枕獏さんの「陰明師」を原作にしたミュージカルなんですよ〜〜。

2003年1月13日・月曜日 劇団☆新感線 公演 「七芒星」

 久々の劇団☆新感線です♪♪♪
 以前に家族向けに上演した『
リトルセブンの冒険』と、大人向けの『LOST SEVEN』を足して、中華風の味付けをしたのが、今回の『七芒星』・・・ということのようです。

 かつて、天・地・人の三界を繰るという魔鏡の力を手に入れようとした女帝と、美しい姫と7人の勇者たち(七宝星)が戦い、女帝は姫とともに鏡の中に封印されることに。
 そして戦いの末に勇者たちも亡くなり、20年の年月が流れたある日、女帝は、かつての7人の勇者たちを自らのしもべとして、再び魔鏡の力を手に入れるため甦った!
 魔鏡を守り、女帝の復活を阻止するために現われた少女と、かつての勇者たちに縁のある者たち(親子、師弟、命の恩人など)が集まり、最終的には7対7(七宝星VS七芒星)の戦いが繰り広げられる・・・という物語。

 久しぶりに
古田新太高田聖子がそろった「いのうえ歌舞伎」。劇団☆新感線の主力メンバーが今回は全員「敵役」である七宝星を演じ、若手が善玉である七芒星を演じたため、どうみても敵のほうがめっちゃ強そう(^^;)。
 とても太刀打ちできません、という感じなのですが、ドラマ自体が「弱くて情けないクズたちが、クズ、クズと罵られながらも、とにかく一生懸命がんばる」というストーリーなので、まあぴったりと言えば、これ以上ぴったりなのは他にはないかも。

 悪玉の主役が古田と高田。善玉の主役が
佐藤アツヒロ奥菜恵
 物語のあらすじだけ聞くと「よくあるファンタジー」でしかないのに、生の舞台というのは魔物のようなもの。あらあらあら・・・と思う間もなく世界に引きずり込まれて、気がつくと笑って、笑って、笑って・・・そして、やっぱりラストにはきっちり感動させてもらいました。
 劇団☆新感線はパロディが多用されているので、元ネタがわからないと楽しみが半減する部分もあるんだけど、その分、濃ゆ〜い笑いが随所に盛り込まれていて、ハマると抜けられません。
 
竹田団吾デザインの衣装もカッコいいし、立ち回りもすごかったよ〜。舞台は狭いし、おまけに足元が斜めになった八百屋舞台。そこで、7対7で戦うシーンなんか、そりゃもう圧巻。惚れ惚れとしましたよ。
 セリフのトチりがけっこう多かったけど、ま、それもご愛嬌。「生」の舞台ならでは。

 

2002年1月8日・☆曜日 ドラマ愛の詩、あなどりがたし!!

 お正月に全12話一挙再放送をしたドラマ愛の詩「料理少年Kタロー」の録画ビデオを観てたら・・・第8話の「宇宙料理戦 プラネットボンバー」で、夫ともども大爆笑。

「Kタロー」は、劇団☆新感線の
高田聖子ちゃんや、劇団☆新感線に客演してファンになった深沢敦さん、その他、吉本新喜劇の末成由美、劇団南河内万歳一座の内藤裕敬、劇団そとばこまちの生瀬勝久などが出演してて、濃いメンバーが揃っているのと、ナレーターが広川太一郎氏で、さらに主題歌を水木一郎が歌ってる!! ということもあって、一応、ビデオに録画して観てたんですが・・・この第8話は見逃してました。

 なんと、劇団☆新感線の
右近健一が、いつものこゆ〜〜〜い演技のまま、登場してたんですよ。ネットしながらだったから、あまり画面を見てなくて・・・でも、セリフが聞こえたとたん、夫ともども「ん〜〜〜?」と言いつつテレビを観てみると・・・あ! 右近さんだ!!
 いや、それからあとは、真剣に観ましたよ、もちろん。

 で、その後、水木さんが、ケバいメークに髪の毛つんつんにして登場してテーマソングも熱唱する場面も出てくるし、ドラマ愛の詩の枠で以前放送した「浪花少年探偵団」の第9話「しのぶセンセと消えたプリンセス」で歌ってた「お好み焼き」の歌も流れてくるし・・・う〜〜ん、もう、すっかり堪能いたしました。
 
 ちなみに、ドラマ愛の詩、ただいまは「エスパー魔美」を放送中です。
 

2001年11月24日・土曜日 「直撃!ドラゴンロック3・轟天対エイリアン」

 今回の劇団☆新感線は「2001年冬休み前劇団☆新感線チャンピオン祭り/直撃!ドラゴンロック3〜轟天 対 エイリアン」ということで、いのうえ歌舞伎とは一線を画する、いかにも劇団☆新感線な、エッチでお下品路線。
 女と金に目が無い剣轟天が主人公のシリーズ第3弾

 銀河の彼方から、地球にむかって迫りくる巨大な謎のジャイアント彗星。世界各地で人間を襲うパンダたち。彗星の接近とパンダたちの異変の因果関係に気づいた宇宙自衛隊が宇宙護衛艦「うまなみ」で彗星探査へ向かうことになった。
 不死身の不気味な格闘家・剣轟天(
橋本じゅん)は、プリプリー海原隊長(高田聖子)率いる宇宙自衛隊の精鋭メンバーとともに彗星をめざすが・・・。
 というわけで、宇宙を舞台に大暴れする痛快ドタバタ大活劇!

 いのうえ歌舞伎も大好きだけど、最近はメインを客演の方が押さえてしまうので、劇団☆新感線の役者さんが脇にまわってしまって、なんとなく物足りないのです。
 今回は、大好きな
高田聖子ちゃんと、粟根まことさんが、めいっぱい舞台を駆け回ってくれて、満足、満足。パンダラ星人のケンケン将軍役の粟根さん、めがねをはずして、パンダメイクになっていても、目つきの悪さはかわらず。でも、どことはなしにやっぱりラブリー。ぷぷぷ。

 客演で良かったのは、プリンセス・シンシン役の
新谷真弓さんと、Dr.ジャッキー黒井役の池田成志さん。
 成志くん、舞台だとかっこ良いよなぁ・・・ドラマで見ると、しょぼいけど(^-^;)。いや、これは成志だけに限らない。今回出てないけど、古田新太もドラマだと、しょぼい。みんな良くも悪くも舞台の役者なんだよねぇ・・・。
 
 轟天シリーズは「これがファイナルです」と言うことだそうですが・・・そうなのか? また帰って来ちゃったり・・・しないか? 実は期待してるんだけど、じゅんさんの体力的な問題もあるかも。今回もけっこうキツそうだったし。
 
 ということで、大阪公演が12月1日まで。そのあと東京、福岡。お近くのみなさま、ぜひ観にいってくださいませ。それにしても・・・公演時間、長すぎ。夜の部の方は、帰る時間にご注意です。

 

2001年9月23日・日曜日 粟根まこと、万歳!!

 多分、夏ごろに大阪の毎日放送でオンエアされた分だと思うんだけど「めざせ!大推理王!」というクイズ番組のビデオを、今ごろ見ました。
 この番組、何回目かな・・・今回も入れて3回はやってると思うんですが、3人ずつ3組の挑戦者たちが、まず、推理ドラマの問題編を見て、そのあとゲームでポイントを取って、そのポイントに応じたヒントをもらい、ドラマの犯人、動機、トリックを推理する、というもの。
 イマイチ、脚本がいい加減なので、ミステリーファンが見たら噴飯ものなのですが、関西発の番組なので、小劇団の役者さんが出てたりするので、なんとなく毎回チェックしてしまうのです。
 今回も出てました。劇団☆新感線の粟根まこと! しかも名前が「松戸犀圓」。思わず馬鹿ウケ。最近は、やってないけど、粟根さんと言えばマッドサイエンテストよね〜〜〜、ってぐらい似合う役なのよ。
 推理ドラマは穴がありすぎて、なんじゃそりゃ〜〜〜、って感じでしたが、粟根さんが見られたから赦す。
 月曜から5日連続、BS2で、劇団☆新感線の公演が放送されます。全部見た舞台だけれど、放送されるのは東京公演の分だと思うので、録画して楽しむつもり。BSが受信できる方は、ぜひどうぞ。

 

2001年8月12日・日曜日 劇団☆新感線公演「大江戸ロケット」

 天保の改革後の粛正政治の江戸を舞台に、ご法度の花火作りを続ける花火師・玉屋清吉のもとになんと「月まで届く花火を作れ」などという、とんでもない頼みを持ち込む娘・ソラ。
 実は彼女、本当は獣のような姿をした宇宙人で、悪人を追跡中にアクシデントがおこり、空から落っこちてきちゃったのです。で、中継基地があるという月に、花火で打ち上げてもらおう、ってわけ。

 追って来た悪人の仕業と思われる異常な殺人事件が江戸を騒がせる中、役人たちの目を盗み、清吉を中心に長屋の職人たちが力を合わせて、花火を使ったロケットを作ることに・・・。
 というようなお話で、正午開演のこのお芝居、終わったのが3時半。間に半時間近くの休憩がはさまったにしても、3時間はちょっと長すぎ。途中、ちょっとダレます。3時間もあるなら、もうひとひねりあっても良かったんじゃないかなぁ。いや、いつもの劇団☆新感線なら、絶対あそこで「実は・・・」っていう裏技が出てきたはず。

 でも、今回はホリプロとの共同制作なので、新感線度がかなり低く、客層も清吉役の
いしだ壱成を見に来た人たちだったりするわけで、全体的にややパワー不足の感を否めませんでした。
 1、2階席のチケットが1万円近くしたので、私たちは半額の3階席のチケットにしたのですが、半額で正解。1万円出してたら私は「チケット代返せ〜〜〜」って暴れてるね。

 でも、本来の劇団☆新感線らしい部分は、やっぱりバツグンに面白くて、いっぱい笑わしてもらいました。パロディ満載なので、元ネタがわからない人にはなんのこっちゃ? なシーンも多かったかもしれませんが、私たち(我が家3人とSF仲間2人)の席だけは、いつもバカ受け。
 隅のご隠居役の
藤村俊二さんなんかもすごく役がハマっていて、最優秀殊勲章を進呈したいぐらいだったし、スクリーンを使った映像シーンも趣味に走っていてなかなか良かったんだけど、それもそのはず、スタッフのところに「ガメラ」の特技監督・樋口真嗣さんの名前が・・・。なるほど、でした。

 とりあえず、五千円分は楽しめたから、あとは次回作の「直撃!ドラゴンロック3・轟天対エイリアン」に期待だ! 火縄の鉄十役の
橋本じゅんは、すでに今回の芝居の中でも「轟天モード」だったしねっ(^-^;)。

 

2001年5月20日・日曜日 サムライプロジェクト「ソードブル」スクリーンショー

 神戸のアートビレッジセンターで開催された、スタジオサムライプロジェクトの「ソードブル」トーク&スクリーンショーに、ガジラと一緒に行って来ました。

「ソードブル(闘剣無頼)」は「発掘あるある大辞典」の宣伝番組として、毎週日曜日の夕方5時25分から関西テレビで放送中の、わずか90秒のチャンバラドラマ。

 90秒の内の30秒は「あるある」のテーマ紹介が入るから、正味60秒という短い時間の中に、各回、趣向をこらしてオチをつけて笑いをとったり、ばっちりと決めのポーズをとったり・・・。

 今回は、放送された中から、テーマをごとに数本ずつまとめて、合間にトークを挟んで裏話などを入れながらの上映会でした。主役のガイチロウ役の
タイソン大屋フランキー仲村の掛け合いトークに、ゲストを加えて・・・で、私が見た回は、ガイチロウの妹役のあだち理絵子がゲストでした。
 男二人はむさ苦しい普段着だったけど、あだちさんは役の衣装姿で登場し、一気に会場が華やかに・・・。
 ゲストに合わせて、多少上映内容も変えてたんじゃないかなあ・・・と思うと、他の回の内容が気になるところです。

 

2001年4月7日・土曜日 劇団☆新感線「野獣郎見参」

 京の都を魔力から守った陰陽師・阿倍晴明の死から250年を経た戦乱の世。霊力を封じた晴明塚が破壊されたために、魔物たちが甦り、鬼の怨念に彩られた都を舞台に、繰り広げられる愛と憎しみの物語。

「男は殺す、女は犯す。金に汚く己に甘い」物怪野獣郎(もののけやじゅうろう)、晴明の血をひく陰陽師・安倍西門(あべのさいもん)、言霊の術を繰る芥蛮嶽(あくたばんがく)と妻の美泥(みどろ)。

 晴明の秘術を盗もうとして殺された蘆屋道満の怨霊といわれる「道満王」の正体は!? 永遠の命を得る秘宝「晴明蟲」とは? 苛酷な運命の扉は開かれた!

 これは1996年の公演の再演なのですが、初演を見てしまっているというのはある種、不幸なことかもしれないですねえ・・・。比べちゃうんですね、どうしても。

 舞台の出来、不出来で言えば、演じる俳優さんたちも豪華になってるし、セットだって衣装だって、今の方がお金をかけられるし、絶対的に良いのに・・・
堤真一が演じた野獣郎は橋本さとしだった、とか、松井誠の演じた西門は粟根まことだったんじゃなかったのか! とか(^^;)。
 でも、
前田美波里はすごい! 息子は、彼女が演じた「荊鬼」が気に入ったとか。

 

2000年8月☆日・☆曜日 「劇団☆新感線」の公演「阿修羅城の瞳」

「劇団☆新感線」の公演「阿修羅城の瞳」、大阪公演が終わりました。主演が市川染五郎富田靖子。その他、脇役もけっこうゴーカで、なかなか良かったです。

 実は、十数年前、まだ独身のころに、夫が初めて連れて行ってくれた「劇団☆新感線」の公演が「阿修羅城の瞳」の初演で、これがものすご〜〜く良かったんです。
 だから、同じものをもう一度見たい! とは思っていたのですが、芝居はナマモノですから、再演してもまったく同じモノには決してならないから、今回の公演、ちょっと心配はしてました。 オーバーに言えば、思い出を汚されるのではないか……っていうような気持ちを、初演を見た人の何割かは、きっと感じていたはず。

 でも! 良かったです。
 豪華メンバーの「阿修羅城の瞳」は、確かに前のとは違ってたけど、さすがに舞台も役者もぜいたくで、お金をかけるとこんなふうに出来るんだ……と思いました。
 これは、十数年前の「劇団☆新感線」では、できなかった舞台なんです。

 私は、花道のすぐそばの席だったんで、染ちゃん(?)とも目があっちゃったりなんかして、うふふ……(*^-^*)。<気のせい?
「えーっ、市川染五郎? 新感線の芝居に合うわけないやん」っと言ってたワタシなのに、こりゃまた変わり身の早い……(^^;)。

 富田靖子は予想通り芝居はウマイです。なんか映画とかでは地味な役ばっかりやらされて、パッとしないんですが(夫に言わせると、ウマイからこそ地味な役がまわってくるんだそーですが)、今回は美しく咲き誇った華のようでした。

 難を言えば、「劇団☆新感線」のメンバーに、あまり活躍の場がなくて、「新感線」の芝居を見に来たつもりの人には物足りないかも、ってことですかね。お気に入りの役者が脇役にまわってるのって、悲しいものですよね……(T_T)。
 

1999年 11月☆日・☆曜日 劇団☆新感線公演「LOST SEVEN」

 「劇団☆新感線」公演「LOST SEVEN」を見に行って来ました。
 白雪姫の七人の小人で「七人の侍」をやろう、っていうアイディアから作ったファンタジーだそうで……って書くと「なにそれ」って感じですが・・・スノウホワイトならぬレッドローズと七人の勇士が魔法の鏡に繰られる魔族たちと戦うという話しです。

 
西洋ちゃんばらミュージカルといった感じでしょうか。ヒロイックファンタジーってやつですね。「劇団☆新感線」は、途中けっこう笑えるんだけど最後は、ちゃんと感動させて終わるというのが多いですね。
 久々に帰って来た
羽野アキが主演で、それは良かったんだけど、古田新太も高田聖子も出てなかったのが、私には淋しかったよ〜〜。

 ここんところいつも前のほうで観てたのに、今回は人数分のチケットを押さえるだけで精一杯だったこともあって、後ろから2番目の一番端っこの席。右隣は通路でもなく「壁」だったけど、今回は風邪でへばってたので、後ろで良かったかも。あいかわらずの大音量を、スピーカー前で浴びせられたら熱出るぞ……。とりあえず鼻水は止まったものの、なんとなく頭が重い。夜、咳き込んで目が覚めるのが辛い……ちょっと寝不足……。

 

さんぽみち

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