前日は雪が降ったりやんだりで、寒い一日になり「こりゃ、ダメか・・・」と危ぶんだのですが、なんとかお天気も良くなったので、予定通り、息子と二人で大阪城へ。

　ＪＲ森ノ宮駅を出発点にして、まずは梅林目指して、公園の散策。
　あちこちに見え隠れする青いビニールシートは、ホームレスさんたちのお家ですね(^^;)。一人用のこじんまりしたのから、手作りの犬小屋で犬を３匹も飼ってるような立派（？）なのまで、そりゃもうたくさん・・・。
　ちなみに、日本のホームレスの半数以上は大阪にいらっしゃるそうです。はい。

　さらに進むと、公園のベンチでひなたぼっこする猫ちゃんを発見。
　この猫もホームレスさんの飼い猫なんでしょうか、ものすごく人なつっこくて、喉をさすってやると、気持ち良さそうに目を閉じて、めちゃかわいい。見てるだけで心がなごむというか・・・思わず猫ちゃまの写真をパチリ。

　青屋門を抜けて、梅林へ。
　白いの、紅いの、桃色の・・・いろいろな種類の梅が咲き競っていて、狭い通路を見物客が右往左往しておりました。満開のものもあれば、まだまだこれからの蕾みのものもあり。
　プロ仕様のカメラを抱えたおじさまたちも多く、撮影会の様相を呈しておりました。それとも・・・ホントに撮影会だったのでしょうか？
　 もちろん、家族連れや、おばさまたちもコンパクトカメラを取り出し、お互いに記念撮影などなさっていました。
　私も、梅の前に立たせた息子を１枚、２枚。

　撮影のために立ち止まると、他の見物客のみなさまに迷惑がかかるので、そのへん、タイミングが難しいですねぇ・・・。もっとも、そんなことおかまいなしの人がほとんどなんだけど(^^;)。
  そもそも、撮影会モドキなおじさまたちなど、皆さん、柵を乗り越え、どんどん中に入ってしまわれてましたし。
　カメラを持ったら、なんでも許されるって思ってるんですかね？

　さて、梅林を抜けると、そろそろ足もだるくなってきて、小腹も空いてきました。お昼も過ぎたし・・・ってことで、息子はラーメン、私はきつねうどんを食し、さあ、いよいよ天守閣へ・・・。

　桜門を通り過ぎ、本丸へ。
　入り口で入場券を購入し、重要文化財の「金明水井戸屋形」を覗き込んでみると、底は見えないけど、中には案の定、小銭やゴミが投げ込まれている様子。木枠には落書き。う〜ん・・・どうして、こんなことするの？
　
　大阪城は「大坂夏の陣」だの、落雷だので焼失しているため、今建ってるのは昭和に再建され、平成の大改修を経た、きんぴかな大阪城。
 内部はエレベーターもついた博物館になっています。５階までエレベーターで上がり、あとは階段をえっちらおっちら。展望台に出ると、さっき歩いて来た公園や梅林が一望できて、なかなか楽しいです。

　そして、帰りは階段を降りながら、各階の展示物を見て行くわけですね。
　７階展示物のジオラマの「からくり太閤記」は、ミニチュア模型の中に、秀吉の一生を描き出したもので、これはけっこう面白かったですね。息子も、画面にへばりつくようにして見てました。

　ぐるぐる回って見学しながら降りて行って、１階のミュージアムショップで、長龍酒造のお酒「天下統一」が売られているのを確認。他に、全国各地の城の場所を示した地図とか、城の写真のトランプとか・・・ちょっと欲しかったなあ。

☆月さんの「浪華の翔風」を読んだところだったから、舞台になってた大坂城を歩くのは、さらに面白かったです。「浪華の翔風」については、読書日記のほうを見てね♪♪♪