きたやまおさむ

 

 

 

2003年3月20日・木曜日 ◆戦争を知らない子供たち◆

 戦争が始まってしまいました。
 
 今日は一日、仕事中もずっと、頭の中に『大統領殿』という歌がグルグルしていました。
 原曲は、Boiris Vian作詞、Harold Berg作曲だそうですが、私はそっちは聞いたことがなく、高石ともやさんの訳されたものを大昔、最初に聞き、最近は、ザ・フォーク・クルセダーズの『新結成解散記念音楽会』に入っていた松山猛・高石ともや訳詞のものを聞いていました。

 歌詞をアップしても良いものかどうかわからないので、全部は書きませんが、徴兵カードを受け取った一人の男が「だけど僕は戦いたくない」と、大統領に向けた手紙形式で語りかける歌詞になっています。
「見知らぬ人を殺したくない」「罪なき人を殺したくない」から「ひきょうと言われても」ぼくは逃げる・・・と歌い、そしてラストは「憲兵たちよ撃つがいい」と終わっています。

 このCDには他にも、寺山修司・作詞の『戦争は知らない』(♪野に咲く花の名前は知らない〜)や、北山修・作詞の『戦争を知らない子供たち』(♪戦争が終わって僕らは生まれた〜)、それからPete Seeger作詞・作曲の『Where Have All The Flowers Gone?(花はどこへ行った)』、朴世永・作詞の『イムジン河』、高見沢俊彦・作詞の『平和について』などが収録されています。

 昨夜、テレビで若い男女を集めて戦争について論争するような番組をやっていたのですが、一人の女の子が「戦争って終わったんじゃないの? え、今もしてるの? だって終戦記念日ってあるじゃない!」と言ってるのを聞いて、思わず脱力してしまいました。
 ひょっとして、いっぱいいるのか? こんな人たち。
 ある意味、平和ではあるんだろうなあ・・・。
 でも、今もどこかで戦争が続いていて、飢餓で死んで行ってる子ども達も数え切れないくらいいるのに、そこまで無関心でいいのか?

 コンサートの時、きたやまおさむさんが言ったことがあるの。『戦争を知らない子供たち』という歌を作ったけれど、それは戦争を体験せずに済む世の中が続くように、という願いを込めて作ったんであって、けっして「戦争を知らなくていい」という意味ではない、っていうような意味のこと。
 戦争は体験してなくても知ることはできる。知った上で、戦争をせずに済ませるにはどうすればいいのか、それを考えなければいけないよ、ということだと思います。

 

2003年1月2日・曜日 ◆京都フォークル伝説〜思い出と美味の古都〜◆

 京都テレビで1時間の番組。12月に京都の駅ビルでフォークルのコンサートをやってたので、その前後に取った番組かな〜っと思います。
 加藤和彦、坂崎幸之助、佐野史郎の3人が、美味しいものを食べながら京都の東山界隈を移動しながら、フォークルの思い出を語り合う、というような番組でした。
 実家に帰る前に気がついてたらビデオに録画できたのに〜〜。気がついたのが番組が始まる直前では、どうにもならない。
 で、とりあえず、メモ取りながら見ました。

 まず最初が、フォークルが初コンサートを開いたという教会。
 佐野さんは中一のときに、松山の学校の講堂でフォークルのコンサートがあり、そのとき「一緒の舞台で歌った」とか。
 その後、祇園の「千ひろ」で泉谷しげるを加えた4人で、創作料理を食しながら喋り、さらに3人はかつての「北山医院」前に移り(今は西澤内科医院というのが建ってました)「帰ってきたヨッパライ」誕生秘話が語られました。第一次フォークル解散時のアルバムに収録する曲が足りなかったので、急遽作った曲だそうです。

 次に3人はイタリアンの「イル・ギオットーネ」でパスタを食しながら「フォークソングは曲間の喋りも芸のうち」というような話をし、そのあと京都商工会議所ビルの屋上に移動。「イムジン河」などの作詞をした松山猛さんがいらして「この屋上から見た景色をパリだ、と思って『オーブル街』の詞を書いた」と裏話。
 4人は「オーブル街」の話題から、20分ぐらいの短編映画になりそうだよね、みたいな話をされてました。佐野さんが監督で加藤さんが曲をつける・・・と。

「木乃婦(きのぶ)」という店ではワインを飲みながら、名誉ソムリエの加藤さんがワインを語ったり、佐野さんが幻想文学を語ったり、坂崎さんが飼っている爬虫類? について語ったり・・・というマニアックな話題に。
 ラストは「BAR 游」で「フォークルの故郷 京都を語る」というので、♪京都は僕のローリングストーン、と歌って、おしまい。

 1時間だったけど、なかなかマニアックな話題が出て、面白い番組でした。料理も美味しそうだったし。でも、あんな店には一生行けないなあ(^^;)。

 

2002年12月30日・月曜日 ◆BS2・ザ・フォーク・クルセダーズ特番♪♪♪◆

 NHKのBS2で「ザ・フォーク・クルセダーズ 弐千弐年りみてっど〜音楽十字軍”期間限定”の参上」という2時間の番組がありました。
 11月に開催された「新結成記念解散音楽会」のライブ録画を中心にしたももので、コンサートに行けなかった私には大変ありがたく、もちろんビデオにも録画しました。
 コンサートの様子は26日の日記にも紹介した、むらさきゆうかさんのレポートをご覧いただくのが一番詳しいので、私はあらためて書くのは省略させていただきます(^^;)。

 番組を見ながら、26日の大阪での「きたやまおさむ講演会&フォークルライブ」を思い出していたんですが・・・講演会にはテレビのカメラが入ってなかったので「今日の料理〜鯨のステーキ」で「鯨」と「グリーンピース」にすごく力を入れて歌ったり、泉谷しげるさんが発禁の過激な歌を歌われたりもしました。
 泉谷さん、めっちゃすごかったです〜〜(^^;)。♪脳にきた、脳にきた〜〜、って絶叫してました〜〜(^^;)。「一緒に歌え!」って怒るし〜〜(^^;) ま、これが芸風なんでしょうが・・・私、ちょっとツイていけない部分も・・・(^^;)(^^;)(^^;)。
 彼が去った舞台で「このあとをどうまとめろって言うんですかね」とフォークルメンバーが苦笑いするという場面も(^^;)。

 そんなこんなで、2時間の番組、なかなか面白く見ましたが・・・フォークルファンというより「きたやまおさむ」のファンである私としては、きたやまさんの喋りがあまり聞けなかったのが残念。
 歌のうまさ、声の透明さでは、加藤さんや坂崎さんに遠く及ばないのですが、私はきたやまおさむの声と、あの理屈っぽい(屁理屈っぽい、とも言う?)喋りが好きなのでした。

 九州大学じゃ無理だけど・・・大阪の大学で教授してくださったら、聴講生で参加したいぐらいですよ。
 来年も「きたやまおさむレクチャー&ミュージック」はあるのかな〜〜?
 あったらいいなあ〜。

 

2002年12月26日・曜日 ◆きたやまおさむ講演会&フォークルライブ◆

 12日の日記にも書きましたが、ザ・フォーク・クルセダーズのCD「戦争と平和」のプレゼントに応募して「ご当選のお知らせ」が戻ってきたので、当選者だけしか入場できない「きたやまおさむ講演会」に参加してきました。
 場所は大阪のサンケイホール。ゲストが加藤和彦、坂崎幸之助。

 まず、きたやま氏が講演ということで登場して、トークがスタートしたのですが「講演1時間半と、歌を2、3曲と思っていたんですが、あれも入れよう、これもしよう、と言い出して、それらを全部やると、結局講演時間は30分しか取れない、ということになってしまいました」とおっしゃって、メインはライブになったとのことで、思わず観客から「うぉ〜〜!」と歓声と拍手。
「たった30分で私に何をしゃべれと言うんでしょう」と言いながらも、そこはそれ、きたやまさんはきっちり30分、筋を通して、メッセージのある講演をやってくれました。
 クリエイターの心理学というテーマ(?)で、モノを創り出す仕事をする人間は「淋しい子ども時代を送った人が多い」とか「あこがれる」という気持ちは、とても大切だ、というようなこと。
 あこがれから転じて「妬み」の心を持つのではなく、そのあこがれた人になりたい、なろう、と思う前向きな気持ちが何かを創り出す気持ちを生み出してゆくんだ、というようなことでした。

 フォークルのライブは、きたやまさんが国家公務員であることから「一度だけなら」ということで許可を受けたのでたった一回きりしか開催できなかったこと。加藤さんや坂崎さんが東京を中心に活動しているので東京でやるのが順当だということで東京で開催されたこと、などから、毎年大阪のサンケイホールでコンサートやレクチャー&ミュージックなどのイベントを開催しているきたやまさんとしては、大阪でも何かやりたい、という気持ちから今回の講演会を企画したとのことでした。
 ただ、企画した段階では12月のこの時期になって、3人がケンカ別れしてる可能性もあるので、一人でもできる「講演会」ということで予定をたてた、と笑いながらおっしゃていました。
 数日前に行ったアルフィーのコンサートでは「坂崎くんが地味だった。フォークルでは派手なのに」「彼は溶け込むのがうまい」などとも。

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 ライブのほうは、基本的には「ザ・フォーク・クルセダーズ新結成記念解散音楽會」の縮小版といった選曲でした。私は東京で開かれたこの音楽會には行ってませんが、むらさきゆうかさんのレポートを拝見すると、まさにそんな感じで、中に登場するギャグまで一緒(^^;)。
 私の記憶では、コキリコの唄、鯨のステーキグリーンピース添え、巌流島、キツネ、タヌキ、感謝、戦争は知らない、平和について、あの素晴らしい愛をもう一度、ライカはローリングストーン、イムジン河、さくらさくら、などなど。

「鯨のステーキ」では、明らかに「鯨」と「グリンピース」の部分に力をこめて歌ってくれて、大受け。息子が聞いたら喜んだろうにな〜〜。聞かせてやれなくて残念。
「イムジン河」は2番の歌詞をハングル語で、3番を新しく作った歌詞で歌われました。当時、フォークルメンバーは誰も2番、3番の歌詞が存在することを知らなかったので、フォークルの「イムジン河」の2番、3番は松山猛さんが作った歌詞だったので、原詩とは違うんですよね。
 で、今回、わざわざフォークルの「イムジン河」をハングル語に訳してもらったのだそうです。新しい3番は多分『きたやまおさむ「イムジン河」のためのコンサート』のときに作ったものではなかったかと、思うのですが・・・。記憶があやふやなので、間違ってたらごめん。
「ライカはローリングストーン」では、坂崎さんが南こうせつさんや、吉田拓郎さんのモノマネで歌ったり、北山さんが「九大は僕のローリングストーン」と歌ったり、このあたりは泉谷しげるさんが登場するところまで「音楽會」そのまんま。

 アンコールも含めて1時間半にちょっと足りないくらいかな。今回は東京や九州など遠方からの参加も多いので最終の新幹線に間に合うように、という配慮だそうですが・・・大阪の人間としては、あと1時間延長してくれても全然かまわないのに、という気分でした。
 でも、楽しいひとときを、本当にありがとうございました。

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 今回、送られてきたのは「座席引換券」だったので、当日、指定券と引き換えるために、寒風吹きすさぶ中で並んだのがちょっと辛かったです。
 開場18:00、開演18:30に対して引き換えは16:00から・・・となっていたので、とりあえず3時ころにサンケイホール前にたどり着くと、3階のホール前から始まってる思われる列が、すでにビルの前の道路にまで続いていました。
 もう少し早く来たほうが良かったかな、とは思ったものの、なにしろ先日からの腰痛が悪化してて、1時間立ってるだけでもけっこう厳しいから、これより早く来ても腰がもたなかったと思います。
 ただ、座席指定券はランダムに渡されて行ったようで、私は前から7列目のけっこう前の席のチケットをいただきました。前後に並んだ見知らぬ方々が、左右の席のチケットをゲットされたので「良かったですね〜前のほうで」とニッコリ笑いあって「じゃあ、あとで・・・」と約束?して開場まで、しばしの別れ。

 今回は招待チケットなので、いつものサンケイホールでのコンサートの客層とは、かなり違う感じがしました。普段だと、私はかなり「若い」ほうに入るのに、どこでフォークルを知ったのだろう、と思われるような若い人たちがけっこう多くて、歓声もキーが高かったです。面白いですね〜〜。坂崎さんのファンかな?
 あと、ハガキ1枚で一人入場、だったので、基本的にはみなさん「ひとり」で来られているため、見知らぬ参加者どうしで会話がはずんだり・・・ということもありました。
 東京や九州からわざわざこの講演会のために来阪した方や、この日のために新調した着物をおろしたという私よりやや年上の女性などもいらっしゃいました。
 この方は、東京で開催された「新結成記念 解散音楽會」にもヘソクリ吐き出して参加されたとのことで「昔の恋人に会うような気分」とワクワクされている様子がとても可愛らしかったです。

 応募した方の何割が当選ハガキを受け取ったのか・・・ひょっとしたら全員招待されたという可能性だってあるのだけれど、とにかく「招待券がないと参加できない講演会」のチケットが「当たった」というだけで、人間というのはずいぶん幸せな気分になれるものです。
 しかも、フォークルのコンサートは、多分、もうこのあと2度とないのです。きたやまさんがよく口にする「聖なる一回性」を噛み締めた講演会&コンサートでした。
 

2002年11月6日・曜日 ◆ザ・フォーク・クルセダーズ「戦争と平和」◆

 昔「帰ってきたヨッパライ」で一世を風靡した「フォークル」が、今年、加藤和彦、北山修のオリジナルメンバーに、アルフィーの坂崎幸之助を加えて、新結成されました。
 で、CDが出たの!

 8月に開かれたきたやまおさむ「イムジン河」のためのコンサートの時に、予約しておいたので、我が家にも郵送されてきまして・・・笑ったり、悩んだりしながら聴いています。

 収録曲は下記のとおり。
●芸術家、科学者、そして宗教家●あの素晴らしい愛をもう一度●11月3日(雨ニモマケズ)●感謝●Somos El Barco●巌流島●ヨイトマケの唄●あわて床屋●今日の料理のテーマ〜鯨のステーキ・グリーン・ピース添え●ライカはローリング・ストーン●カオリbT●悲しみは言葉にならない●花はどこへ行った●花(すべての人の心に花を)●白い色は恋人の色●平和について●愛しのシモネッタ●老人と子供のポルカ●日本一の聞かせっパ男

 いや、もうタイトル見ただけでも「?」が頭の上に飛び交ってしまいましたが・・・曲を聴いても謎は解けませんでした。
 しっとりした真面目な曲と、なんじゃこりゃなパロディ曲とが混在してて、さらに「ふざけてるように見せて、実は反戦歌」みたいなのもあるし、どこまでが「本気」なのやら、聴けば聴くほど、謎は深まります。
 当分のあいだ、このCDにハマりそうです。

 また息子に「同じCDばっかりかけてる」と言われそうだなあ・・・(^^;)。

 

2002年8月25日・日曜日 ◆きたやまおさむ「イムジン河」のためのコンサート◆

「イムジン河」が発売禁止になってから35年、歌っていたフォーク・クルセダーズのラストコンサートから33年、だそうです。
 歌詞にクレームがついて、発売日の前日に発売禁止になったこの歌の歴史を振り返り、あらたに歌い継いで行こう、というコンサートが、大阪サンケイホールで開かれました。
 発禁になったがゆえに、誰のものでもない「みんなの歌」として、いろんなミュージシャンがコンサートで歌い継いで来て、今、残っているのかもしれない、ときやたまさんは言います。
 1番の訳詞をし、2番があるのを知らなかった松山猛さんが、加藤和彦さんに「1番だけでは短すぎる」と言われ、2番と3番を作詞したのだそうです。そのために「盗作」と言われたり、いろいろ悔しい思いもされたとか。
 それでもこの歌はアルフィー、杉田二郎、イルカ、都はるみ、キム・ヨンジャなど、さまざまな人がコンサートや舞台で歌って来ました。そして、2年前に訳詞者の松山さんとその息子さんのプロデュースのインディーズ盤のCDが出、そのあともきたやま氏のライブ盤に収録されたり、ラジオでアルフィーの坂崎さんが特集を組んだりされました。

 そして、今日。「イムジン河」の歴史をたどる第1部は杉田二郎さんの「風にふかれて」でスタート。きたやま氏の「メロディが美しく、メッセージのある歌を」というリクエストで選曲されたのが、これと「祈り」。続く小室等さんは、同じリクエストで「死んだ男の残したものは」「ウィシャルオーバーカム」を。
 そして小室さんの娘さんのこむろゆいさん、松山猛さん、坂庭省悟さん、ヴァイオリニストのジョン・チャヌさん、インディーズ盤を歌ったキム・チャンスくん(若い!)などが順番に登場。
 第2部はこのメンバーが、それぞれの「イムジン河」を歌い、ラストは客席も含め全員での大合唱となりました。「今回はイムジン河でさようならしたいから、アンコールはありません。これでおしまいです」ということで、最後の最後には33年前のフォークルのコンサートの「最後のイムジン河」をテープで流しておしまい。
 後半はひたすらイムジン河だったけど、飽きることもなく、この歌のすごさを再認識しました。当分、頭の中にはこの歌のメロディが流れていることになりそうです(^^;)

2001年9月20日・曜日 ◆きたやまおさむ きたやまおさむをうたう◆

 6月に京都と大阪で開かれた「きたやまおさむ55歳バースデイコンサート」のライブCDが、郵送されて来ました。当日、会場で予約してて、楽しみに待っていたものなので、と〜〜〜〜〜っても嬉しいです。
 ガジラが「だれ、これ?」と言うので「『西瓜太郎』の人」と答えたら「え、ぼくも聞きたい」。
『西瓜太郎』とはなんじゃ? と思った人がほとんどでしょう(^-^;)。そういう歌があるんです。都会の子供のいないじいさんばあさんが買ったスイカから、子供が生まれて「西瓜太郎」。でも、学校に行ってもいじめられて遊んでもらえない・・・っていうような歌です。なんか、ますます「なんじゃ、それ」ですかね。
 でも、一度耳にすると、♪西瓜太郎は弱虫だった ケンカに負けては赤い血流した〜〜〜 という歌詞が頭の中をぐるぐるしてしまう、というインパクトの強い曲です。
 これが「白い色は恋人の色」「風」「あの素晴らしい愛をもう一度」の詩を書いたのと同じ人間が作ったとは・・・彼の二面性を知らない人には信じられないかも。
 でも、きたやまおさむは「自切俳人(ジキルハイド)」という別名で、けっこうインパクトの強い曲を何曲も作っていたりして、私はこっちの路線もけっこう好きなんです。
 ライブ盤には、「戦争を知らない子供たち」や、アンコール曲の「イムジン河」も収録されていて、この時期、あらためて戦争なんかいらない・・・と思わずしみじみ・・・。

2001年6月16日・土曜日 ◆きたやまおさむバースデーコンサート◆

「きたやまおさむ、きたやまおさむをうたう」というテーマで開かれた、今回のコンサートは、サムさんが作詞をした歌を、サムさんが歌う、というか「謳い上げる」コンサートでありました。
 300曲ほど作った曲のうち、100曲は杉田二郎さんが作曲し、二郎さんの持ち歌になっています。今回は、その二郎さんの持ち歌として歌い継がれているものも含めて、ほぼ全曲、きややまおさむ作詞曲で作りあげたコンサートとなりました。
 きたやまおさむならでは、の歌い方で、本当に気持ち良さそうに、ある部分は歌い、またある部分は謳い、そしてまたある部分は詩う・・・というコンサート。歌は断然、二郎さんのほうがうまいのだけど、作詞者ならではの思い入れが込められていて、他の人には絶対に歌えない歌、世界が繰り広げられました。
 なにより、サムさん自身が、本当に楽しそうで、見ているこちらも、思わず嬉しくなってしまうのです。
 池田の小学校の事件のことを思うと「歌ってる場合か」という気持ちもあるし、精神科医としての自分が、医療の現場で事件を食い止めなければいけないと思っている、と真面目なコメントもはさみつつ、二郎さんと一緒に「二郎ちゃん」「きんちゃん」と2人で漫才モードに突入喋りまくる一幕もありました。

 アンコールで、二郎さんと歌った「男どうし」は実感こもってたし、みんなで歌った「あの素晴らしい愛をもう一度」も楽しかったけど、ラストのラストが「イムジン河」だったのは「おお!」って感動してしまいました。
 5年後に60歳バースデーコンサートは開かれるのでしょうか・・・声が出なくなってもやっぱり自分で歌ってほしい、とサムさんファンな私はあらためて思ったコンサートでした。

 

 
 

さんぽみち

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