2004年2月29日・日曜日 ◆中之島図書館100周年記念式典◆
明治時代、住友家第15代当主・住友吉左衛門友純(ともいと)氏の寄付によって、100年前の2月25日に大阪の中之島に「大阪図書館」が開館しました。
それが、現在も同じ建物のまま(増築はされましたが)図書館として使われている「大阪府立中之島図書館」です。
というようなハナシを、今日、式典に参加させていただいて、初めて知りました(^^;)。
というか、中之島図書館に行ったのも実は初めてです。
お隣の大阪市中央公会堂には、サークルの例会で一度だけ入ったことがあるのですが、それも小会議室に入っただけだったので、今回、初めて中央公会堂の大ホールに入り、荘厳な雰囲気に思わずビックリでした。
午前中に大阪センチュリー交響楽団金管アンサンブルによるファンファーレや演奏、そして中之島図書館正面玄関オープン、というようなオープニングセレモニーがあって、お天気が良ければ行くつもりだったのですが、雨模様だったので、午後の記念式典にだけ参加させていただきました。
今回の参加は招待客と、あとは一般から抽選で選ばれた700人(だったかな?)の参加者のみ入場OKということで、私は親子3人分申し込んだ中で唯一当選した息子の当選案内を握り締めての参加です。
受付で名前を言って、パンフレット一式と胸につける参加証がわりのリボンをいただき、中央公会堂の大ホールへ。
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まずは、昨年の12月に図書館正面玄関を舞台に繰り広げられたクリスマスイルミネーション「光のルネサンス2003」の放映。
フィルムなのにうっとりするぐらい綺麗。本番、その場でこのイルミネーションを見た人は、もっと感動したでしょうねぇ・・・。
そのあと、大阪センチュリー交響楽団金管アンサンブルによる演奏。
クラークの『トランペット・ボランタリー』、モーツァルトの『トロンボーン・セレナーデ』、野口源次郎の『讃歌』、スザートの『スザート組曲』。
ええっと・・・すみません。どの曲も知りませんでした(^^;)。
でも、知らなくても美しい調べに、これまたうっとり。
そして、中之島図書館長や、大阪府知事、大阪府議会議長などの挨拶が続きます。
同じような挨拶、お祝いの言葉が続くので、ちょっと退屈ですが、中之島図書館などのなりたちや歴史、そしてこれからの役割などのお話しは興味深くうかがいました。
で、次が天王寺楽所雅亮会(てんのうじがくそ・がりょうかい)による、雅楽演奏と演舞。
実は、今回、これが楽しみで参加申し込みしたようなものなんです、私。
毎年、4月22日に四天王寺で「聖霊会舞楽法要」という神事(?)が行われており、一度観にいって以来、雅楽って良いかも〜♪ とちょっとファンなのです。
今回は『萬歳楽』と『蘭陵王』でした。
受付で受け取った式次第を見るまで何を舞われるのわからなかったのですが『蘭陵王』の文字を見つけ、小躍りしました(*^_^*)。
面をつけて、急な拍子で走り回って舞うので走舞(わしりまい)と呼ばれるもので、動きがある分、勇壮でかっこいいんですね〜。
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雅楽のあと10分休憩。
続いて「汽水圏と日本文化〜大阪をめぐって〜」という記念講演があったのですが、これを聞くと、他の展示がまったく見られないなあ・・・と思いまして、講演はパスさせていただきました。もちろん、小難しそうな演題にひるんだ、というのもありますが。あはは。
その間に、中央公会堂の「記念資料特別展示会」、中之島図書館の「記念室公開」、「この街と100年大阪府立中之島図書館」を見に行くことに。
いや、古い資料類はホントのところ、私なんかが見てもよくはわかりません(^^;)。
でも、正面玄関から中に入れるチャンスを逃す手はない! でしょ?
明治時代の洋風建築ですから、本当に趣がありますよ〜。
それは外観を見るだけでも一目瞭然ではありますが、内部もステキでした。
記念室の調度品も、シャンデリアとか、羊毛の絨毯とか、ひじ掛け椅子だとか・・・。
説明するだけの知識がないのが残念ですが、一見の価値あり。
今回、抽選にはずれた人にも見てもらえるように、6月ころにも正面の扉を開けて、内部を公開するという話も出ているそうです。
見てみたい方は、大阪府立図書館のサイトをチェック! です。
中之島周辺には中央公会堂や中之島図書館のほかにも明治・大正時代の建築物がそこここに残っていて風情があります。
近くにバラ園もあるので、春になったらまたあらためて散策してみたいなあ・・・と思ってます
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