絵本職人の仕事・川端誠講演会

2001年2月18日


 図書館で開かれた川端誠さんの講演会「絵本職人の仕事」に行って来ました。
 川端さんは「
絵本職人」という言葉がぴったりの、こだわりの絵本作家さんで、「絵本芸人」という言葉を進呈したいほど、絵本の開き読み(読み聞かせという言葉は押し付けがましいので好きじゃないので、開き読みと命名)や、おしゃべりがウマい作家さんでもあります。

 絵本製作の合間を縫って、全国各地を講演しながら、絵本の楽しみ方を布教しつつ、自分の絵本を行商していらっしゃるので、あなたの街にも行ってるかも!?。
 川端さんの講演会に参加するのは3回目。何回聞いても楽しいし、面白い。

 第1部は自作絵本の開き読み。
りんごです」「バナナです」「いちごです」「まんじゅうこわい」「ばけものつかい」「はつてんじん」「風来坊」「サボテンマルティ大あらしがやってくる」など、製作に関わる裏話を入れながら、どんどん読んで行かれます。

 出版されてない「うえきばちです」のダミー(製作見本?)は、うちのガジラに大ウケ。
 小さな子どもを、1時間もじっと座らせておける力を持ったこのおっちゃん、やっぱり「タダモノ」ではない! と思いました。

まんじゅうこわい はつてんじん 風来坊 サボテンマルティ大あらしがやってくる

 第2部は、いよいよ「絵本職人の仕事」ということで、講演会。
 講演会だからと言って、子どもが追い出されることもなく、残りたい子どもは一緒にお話しを聞いて良いとのこと。息子も残っておりました。

 版画をつかって作られた絵本「十二支のお節料理」の絵本を開き読みされたあと、下書きの段階から、絵本としてできあがるまでの製作過程を、スライドを利用しながら克明にお話しして下さいました。
 下書きから版画に仕上げてゆく過程、版画を刷り上げ、それに色を塗ってゆく過程。印刷所での試し刷りを見ながら、刷り上がりの出来を細かく指定ゆくやり方。
 
 講演後の質疑応答コーナーで「なぜ、手間のかかる版画で製作されたのですか」と質問した方に「これは版画だ! と思いついてしまったら、とにかく版画なんです。手間がかかるとか、大変だとか、そういうのは、思いついた時には考えないんです」とおっしゃっていました。そして「始めてしまえば、いつかはできあがりますから」とも。
 5カ月もかかったというこの絵本の初版の収入はわずか65万円だとか・・・。

 講演会の後は、サイン会。図書館なんかでは普通、物品の販売なんかはイヤがられるものですが、川端さんの講演会はいつも会場の片隅で本を売って、サイン会をします。
 川端さんの場合、講演と本の販売とサイン会はセットなのです。
 前の講演会の時は「ばけものつかい」に、一つ目小僧の絵を描いていただいたのですが、今回は「まんじゅうこわい」に、男の子と、まねき猫の絵を入れていただきました。
 息子のガジラも「十二支のお節料理」に鏡餅とネズミの絵を描いてもらい、さらに、夫は家から持参の「お化けの夕涼み」を出して「ろくろっくび」をリクエストして、念願のろくろっくびの絵入りサインをゲットいたしました。

 この本は、今は出版から手をひいてしまったリブロポートから出ているため、もう手に入らないのです。だから、川端さんも一瞬「おっ」というような顔をされて「ろくろっくびは時々失敗するんだけどなぁ・・・」と言いながらも、丁寧に描いておられました。
 そんなこんなで、一家で参加した講演会、図書館を出たのは閉館時間の5時(^^;)。開始が1時だったのだから、実に4時間も! いや〜、ホントに楽しかったです。はい
 

 

十二支のお節料理  ばけものつかい じゅげむ お化けかるた

さんぽみち

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