|
第2部は、いよいよ「絵本職人の仕事」ということで、講演会。 講演会だからと言って、子どもが追い出されることもなく、残りたい子どもは一緒にお話しを聞いて良いとのこと。息子も残っておりました。 版画をつかって作られた絵本「十二支のお節料理」の絵本を開き読みされたあと、下書きの段階から、絵本としてできあがるまでの製作過程を、スライドを利用しながら克明にお話しして下さいました。 下書きから版画に仕上げてゆく過程、版画を刷り上げ、それに色を塗ってゆく過程。印刷所での試し刷りを見ながら、刷り上がりの出来を細かく指定ゆくやり方。 講演後の質疑応答コーナーで「なぜ、手間のかかる版画で製作されたのですか」と質問した方に「これは版画だ! と思いついてしまったら、とにかく版画なんです。手間がかかるとか、大変だとか、そういうのは、思いついた時には考えないんです」とおっしゃっていました。そして「始めてしまえば、いつかはできあがりますから」とも。 5カ月もかかったというこの絵本の初版の収入はわずか65万円だとか・・・。 講演会の後は、サイン会。図書館なんかでは普通、物品の販売なんかはイヤがられるものですが、川端さんの講演会はいつも会場の片隅で本を売って、サイン会をします。 川端さんの場合、講演と本の販売とサイン会はセットなのです。 |
前の講演会の時は「ばけものつかい」に、一つ目小僧の絵を描いていただいたのですが、今回は「まんじゅうこわい」に、男の子と、まねき猫の絵を入れていただきました。 息子のガジラも「十二支のお節料理」に鏡餅とネズミの絵を描いてもらい、さらに、夫は家から持参の「お化けの夕涼み」を出して「ろくろっくび」をリクエストして、念願のろくろっくびの絵入りサインをゲットいたしました。 この本は、今は出版から手をひいてしまったリブロポートから出ているため、もう手に入らないのです。だから、川端さんも一瞬「おっ」というような顔をされて「ろくろっくびは時々失敗するんだけどなぁ・・・」と言いながらも、丁寧に描いておられました。 そんなこんなで、一家で参加した講演会、図書館を出たのは閉館時間の5時(^^;)。開始が1時だったのだから、実に4時間も! いや〜、ホントに楽しかったです。はい
|
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||