天王寺の旭屋書店で「有栖川有栖さんサイン会」があったんで、行こうかどうしようか迷っていたんですが、結局、昨日の参観で疲れちゃったのもあって、今回はあきらめました。
サインをもらうためには、本も買わないとダメだし、並ぶのも大変だし・・・と思っちゃったんですね。
元気のあるときは並んで待つのもまた楽しく、わくわくするものですが・・・今回はイマイチ元気が出なかったです。
でも、息子に母の日のプレゼントとして図書券を1枚もらったので
(ちゃんと本屋さんで買って包んでもらってきたんですよ)、それを握り締めて、難波のOCATの丸善まで出かけることに。
OCATギャラリーで14日まで開催中の「童が遊ぶ水辺の風景・相川伸一郎展」を観て、ちょっとなごみたいなぁ・・・と思いまして。
相川さんは滋賀県の彦根のご出身の画家さんで、絵を見ていると彦根に行ったような気持ちがして、ほっこりするんです。
母の実家が彦根のはずれにあって、子どものころは夏休みやお正月におばあちゃんちに泊まりに行くのを楽しみにしていて、そのころは、まだおくどさん(かまど?)があったり、お風呂も薪で沸かしていたり、そういう普段できない体験をいろいろさせてもらいました。
こういうのって、毎日やるのは大変だしイヤだけど、たまにやるのは物珍しくて楽しいんですよね。
近所の子どもたちとザリガニ取りに行ったり、母とどじょうを取りに行ったり、裏庭のにわとり小屋からぬくぬくのタマゴをもらってきたり、田んぼに行ったおじいちゃんに、薪で炊いた大きなお釜のごはんで作ったおにぎりを届けに行って、あぜ道で一緒に食べたのは本当においしかったなあ。
というような、あれやこれやを、相川さんの絵を眺めていると思い出して、ほのぼの〜〜っとした気持ちになります。
今回の展示は「童が遊ぶ水辺の風景」というタイトルの通り、川の流れや、水のきらめきがとても美しくて、とても良かったです。原画は小さいものは数万円からあるので、独身のころの給料なら買えそうな感じなんですが、さすがに今は手が出ません。
で、画集と絵はがきを購入。実家の母にも送ろうと思って2冊。
ちなみに息子の図書券は杉浦さやかさんの「お散歩ブック」という本に変身しました。
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