ドールハウス展

2000年1月22日


 親子(溝端高子久保木こずえ)で和風ドールハウスを作っていらっしゃる「
こずえ工房」から、展示即売会の案内が届いたので、大阪は梅田の阪急百貨店へ。

 季節柄「ひなまつり」を題材にしたものがたくさんあって、とっても素敵でした。
 ひな段があって、桃の花が飾ってあって、ちりめん模様のカバーのかかったこたつの上には、手鞠寿司が用意されてて、かたわらには猫がまるくなってて・・・っていうような感じ。
 ひとつひとつの細工が、ほんとうに丁寧で、リアルで、思わずほれぼれ〜っと、魅入ってしまいました。

 こずえ工房の作品で、一番「面白かった」のは夫婦喧嘩をドールハウスにしたもので、居間のちゃぶ台がひっくりかえってて、欠けた茶碗だか皿だったかが転がってて、ふすまに割れた玉子が張り付いてて(怒りにまかせて投げたのね)「実家に帰らせていただきます」って書き置きがあって・・・よく見ると、たたみの上にバーかスナックの女の子の名前が書かれた名刺が落ちていて、ケンカの原因はどうやらそれらしい様子。

 で、ふすまを隔てた隣の部屋には、ふとんをかぶってふて寝している奥さんの姿。頭にはネットをつけてて、枕元には実家に帰るために作った荷物。確か鏡台にはずした指輪が乗ってたような記憶が・・・(^^;)。

 かわいくて、きれいな、もしくは懐かしい一場面の、ドールハウスはよく見かけますが、ここまで「ウケ」をとれる作品は、他に見たことがないです。展示即売会でも、この作品は「参考作」ってことで、非売品でした。
 でも、私はこれがほしかった! もっとも値段がついたとしたら、何十万円もするような力作だから、とても払えないけど(-_-;)。

 2月になるかならないか、というこの時期は、百貨店の食器売り場とか、和装小物の売り場に行くと、けっこう「ミニおひなさま」を売ってることが多いので、ついでにブラブラして、ミニひな人形を堪能しました。
 気に入ったのがあったら、買って帰ってコレクションに加えるつもりだったけれど「これ!」と思うものは高価すぎて手が出ず、そこそこのお値段のものは、今ひとつ気に入らず・・・で、あきらめました。
 妥協したものは愛着がわかないでしょ。
 人形は処分する時に困るから、気に入ったものだけにしないとね。
 

ドールハウス和のしつらえ  懐かしい我が家たち

溝端 高子著 / 久保木 こずえ著

 

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さんぽみち

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