2002年1月14日・月曜日 ◆人形舞「龍神伝説」に感動♪◆
朝からとんどの後始末に出かける。長靴とちりとりと軍手を用意して、約束の10時にとんどの会場に着くと、先にやって来た人たちがすでに掃除を始めていたので、私もすぐに参加。
燃え残って水を含んだ灰を、ちりとりで掬って用意した袋にどんどん放り込んでいく。今年は燃やした量が少なかったのと、あまり水っぽくなっていなかったのが幸いして、10分もしたら全部かたずいてしまった。ぶらぼ〜〜〜。
遅刻した人が「え、もう終わったの!?」と呆然とするありさま(^^;)。ご褒美?のあんパンと缶コーヒーをもらって家に帰りました、とさ。
で! 思ったより掃除が早く終わったのに気を良くした私は、本日も「ホリ・ヒロシ人形絵巻展」に行くことに。
某新聞社の友の会に入会している私は、この展覧会には無料で入場できること、そして今日の「人形舞」の3時の回には、琵琶湖に棲む龍を主人公にした「龍神伝説」を舞う、というので、滋賀県育ちの私としては、もうこれは行くしかないのでした。
近江八景のひとつ「三井の晩鐘」。大津の三井寺で夕方に撞く鐘のことですが、この鐘にまつわる伝説なのです。
琵琶湖に棲む龍が人間に化身し、村の男に恋をし、子どもが生まれるのですが、龍は人間の姿のままでいられなくなって龍の姿に戻ってしまいます。で、お乳をもらえなくなって泣く赤ん坊に、龍は自らの眼を抉り出して、それを乳のかわりに与えます。
片方の眼がしゃぶりつくされると、さらにもう片方の眼を・・・。そして、目が見えなくなった龍は、赤ん坊が元気に育っていることを知らせるために、毎晩、三井寺の鐘をつくようにと願い、寺に鐘を寄進し、幼い我が子を夫に託し、湖底へと去ってゆくのでした。
という物語のクライマックスのあたりを、今回はダイジェスト版で上演されたのですが・・・20sあると言われる人形を、高く低く、ダイナミックに繰りながら、舞台いっぱいに舞う姿は、感動的でした。
今回は、舞台の前、隙間もないほどぎりぎりに敷かれた毛氈の上に席を取ったので、人形が手で触れるほど近くまで迫ってきて、さらに迫力満点。
この作品は、いつかちゃんと全編観てみたいなあ・・・。
「ホリ・ヒロシ人形絵巻展」は27日まで開催中で、まだ土日が4回、8公演もあるので、時間がとれたらもう1回ぐらいは観にいきたいと思っています。
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